日本大衆文化の開放 「夜明けの歌」韓国認めず 「在日」歌手の上演困難に
◆「歌曲でなく大衆歌謡」
韓国の金大中大統領が日本大衆文化の国内開放方針を示したのを受け、在日韓国人オペラ歌手の田月仙さんが、日本の歌謡曲「夜明けの歌」をソウルで歌うことを申請し話題になっているが、韓国政府側がこれに難色を示し、上演が困難な情勢になっている。
「夜明けの歌」は、二十五日にソウルで開かれる東京都とソウル市の友好都市提携記念事業に出演する田さんが、童謡「赤とんぼ」などとともに演奏曲目として申請していたもの。
関係筋によると、韓国側は当初、「夜明けの歌」が歌曲として申請されたため上演を許可したが、審査過程で「大衆歌謡」と判断。この曲を歌うことを認めない方針を主催者のソウル市側に伝えたという。
金大統領は、今月の日韓首脳会談で、日本大衆文化の国内開放を表明。これを受け、韓国政府は今月二十日、日本の映画と漫画に関する開放方針を発表したが、注目された大衆歌謡については、決定が先送りされた。